製品から見る菌種、成分量一覧
| 商品名 | 含有量 | 用法用量 |
| ラックビーR散 | 1g中耐性乳酸菌10mg | 成人1日3gを3回分割投与 |
| ビオフェルミンR錠 | 1錠中耐性乳酸菌6mg | 成人1日3錠を3回分割投与 |
| ビオフェルミンR散 | 1g中耐性乳酸菌6mg | 成人1日3gを3回分割投与 |
| レベニン錠 | 1錠中耐性乳酸18mg | 成人1日3錠を3回分割投与 |
| レベニン散 | 1g中耐性乳酸18mg | 成人1日3gを3回分割投与 |
耐性乳酸菌製剤の一覧となります。
耐性乳酸菌製剤は剤形によって含有菌種の量が変化することはありません。
含有量は
レベニン > ラックビーR > ビオフェルミンR
となっていますが、各医薬品同士の優劣に関する明確なエビデンスは無いようです。
【インタビューフォームによるとレベニン・ビオフェルミンは薬剤耐性の乳酸菌、
ラックビーは薬剤耐性のビフィズス菌を用いているようなので単純な比較は出来なそうです。】
製品には「Resistant」の「R」のが付くので分かり易いが、
レベニンは英語の表記はつかず、耐性乳酸菌ではない「レベニンS」に「S」が付くので注意が必要です。
(レベニンSの「S」は「STANDARD」の「S」)
適応の違い
耐性乳酸規制剤の適応は
下記抗生物質、化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善
ペニシリン系、セファロスポリン系、
アミノグリコシド系、マクロライド系、
テトラサイクリン系、ナリジクス酸
となっておりますが、ラックビーRだけ
下記抗生物質、化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善:
ペニシリン系、セファロスポリン系、アミノグリコシド系、
マクロライド系、ナリジクス酸
となっており、テトラサイクリン系の記述がなく適応に違いがあります。
基本的胃は抗生剤と一緒に処方され、抗生剤による腸内細菌の乱れを抑制する目的で処方されます。
ただし、化学療法剤投与時にも使用される為、病院で抗がん剤治療をした後に耐性乳酸菌のみの処方箋をもって
来局される患者様もいらっしゃいますので、慌てず調剤しましょう。
また、極稀に別日に抗生剤を処方されており、数日後に下痢などの症状が出たため、現在服用中の抗生剤と併用する。
といった内用で単独処方されることがあります。お薬手帳や患者様の服薬状況を確認し適切に服用できるよう指導を行って下さい。
ちなみに適応内にあるナリジクス酸ですが、現在使われていない抗生剤になります。
ナリジクス酸はキノロン系の抗生剤で現在のニューキノロンが出る前に使われていたオールドキノロン(第一世代)になります。
オールドキノロンの中でも一番最初に発見されたキノロン系だそうです。
ウイントマイロン錠という名前で販売されていましたが、耐性菌の増加などにより現在は販売中止となっています。
耐性乳酸菌以外の選択肢
耐性乳酸菌を服用する際は、多くの場面で特定の抗生剤を服用している必要があります。
ですが、ニューキノロン系やラックビーRのテトラサイクリン系のように一部の抗生剤は一緒に服用することが出来ません。
そんな時は芽胞を形成する整腸剤が使われます。
ミヤBMなどの芽胞を形成する菌種は外部環境の影響を受けにくいと言われていので、
他の薬剤の影響や胃酸や胆汁酸の影響を受けないと言われています。
芽胞を形成するのはミヤBMなどに含まれる酪酸菌や、ビオスリーなどに含まれる糖化菌などが形成すると言われています。
耐性乳酸菌が併用できない場合の選択肢としてミヤBMなどの芽胞形成菌を覚えておきましょう。
参考にさせて頂いた資料&ホームページ
耐性乳酸菌 各種添付文書
耐性乳酸菌 各種インタビューフォーム
https://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html