ヒアルロン酸点眼液とういお薬があります。
ドライアイや涙目に使用されるお薬で角膜を保湿するお薬です。
ヒアレイン点眼液やヒアルロン酸点眼液という名前で販売されていますが
その中でもヒアルロン酸PF点眼液という商品もあります。
PFとはなんの事でしょうか?
また普通のヒアルロン酸とは何が違うのでしょうか?
使い方を含めまとめていきたいと思います。
PFとは?
まず最初にPFとはなんのことか、
preservative free:PFの略で
防腐剤無添加のことをいいます。
つまりPFとつく点眼薬は防腐剤が含まれていないということです。
目薬に使用される防腐剤には、塩化ベンザルコニウムやパラベン類、
クロロブタノールなどがあります。
殺菌作用や保存性の向上などで使用されますが
眼表面への障害が問題視されています。
なのでドライアイなど眼の表面への刺激を極力減らしたいときや
コンタクト使用したまま点眼したいときなどはPF点眼液を
選択して使用することがあります。
点眼液とPF点眼液の違い
PF点眼液は通常の点眼液と違い
デラミ容器を使用しています。
デラミとはdelaminationの略で
容器の構造上の特徴を表しています。
この容器は中の液体が減っても外気を取り込まない
構造になっています。
内袋と外層の2層構造で滴下した液体の体積分だけ
内袋が縮む様になっています。
滴下部とは別の部分から外層と内袋の間に空気が入ることで
容器が復元するようになっています。
また内側にフィルターが配置されているため、
開封後の微生物による汚染を防ぐとされています。
このような構造で防腐剤を使用せずに極力
細菌汚染を起こさせないような構造となっています。
使用方法
特殊な容器を使っているため
開封時に開栓作業が必要となる。
作業手順は以下である
・キャップを締めたまま
・キャップを上向きにし
・両手で持ちながら容器中央の丸いマークを両手の親指で強く押す
これにより容器内部のインナープラグが外れ、点眼可能な状態となる。
容器を下に向けて行ったり、キャップを外して行うと
インナープラグがうまく外れないことがあるので注意が必要です。
注意点
防腐材を使用しないでお薬を使用できるという点があるのですが、
いくつか注意が必要です。
・フィルターを通って徐々に出てくるため滴下が遅い
・溶液を押し出すのに力がいる
これらの注意点があります。
力の弱い女性や高齢者にお薬をお渡しする際は
点眼できるか確認する必要があります。
高齢患者様で女性の場合は力が足りず
お薬をお渡ししたあとに使えないからどうにかならないか
との相談を多く受けました。
先発品からジェネリック医薬品にする場合や
ジェネリック医薬品からジェネリック医薬品への変更であれば
PF点眼液から通常の点眼液に変更する事が可能ですので、
患者様の使用状況に応じたお薬を選択してお渡ししましょう。
逆に注意したいのはコンタクトの使用やアレルギー、治療に際して
防腐剤を使用したくない時に普通の点眼薬に変更してしまうパターンです。
PFの意味をよくわかっていないと、薬局の在庫都合で変更してしまう事があります。
なぜそのお薬が指定されているのかしっかり確認してお薬を選択しましょう。
まとめ
目薬には防腐剤が使用されているものと使用されていないものがあります。
PF点眼薬は容器の独特な構造から、服薬指導の際にしっかりと使用方法を
説明する必要があるのでしっかり説明できるようにしましょう。
また使用意図によって意図的に選択されている場合もあります。
使用者によっては使いづらい容器なのでちゃんと使用できるか
確認して交付しましょう。