ジタン系
ジタン系は中枢移行性を有し、5-HT1F受容体に高い親和性と選択性を示す作動薬。
三叉神経を含む疼痛経路を抑制することによって、ニューロペプチド放出を減少させ、片頭痛に対する治療効果を示すと考えられる。
三叉神経終末にある5-HT1F受容体に作用しCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の分泌を抑制する。
それにより血管の過度な拡張や炎症・痛みを抑えると言われている。
血管収縮へほぼ影響が無いため、トリプタン系にあった
心筋梗塞虚、血性心疾患、脳血管障害、一過性脳虚血性発作の既往、末梢血管障害、コントロールされていない高血圧症
などの血管系の禁忌が無く、こういった患者様にも使用することができる。
レイボー(ラスミジタン)
規格:錠50mg 錠100㎎
・選択的5-HT1F作動薬
・トリプタン系に似ているが、違う分類の薬
・トリプタン系薬剤との同時併用は禁忌ではないが、上乗せ効果は検討されていない
・再発時の服用間隔時間がない
| 効能効果 | 用法用量 |
| 片頭痛 | 1回100mgを片頭痛発作時に経口投与 患者の状態に応じて1回50mg又は200mgを投与頭痛の消失後に再発した場合は、 24時間あたりの総投与量が200mgを超えない範囲で再投与できる |
後発品:なし
最高血中濃度:2.2時間
半減期:3.5〜4.3時間
〇エルゴタミン製剤
・エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミンA クリアミンS)
規格:錠(エルゴタミン1㎎、無水カフェイン50㎎、イソプロピルアンチピリン300mg)、Sは1/2量
・エルゴタミンは麦角アルカロイドの一種
・セロトニン、ドーパミン、アドレナリン受容体に作用します
・セロトニン受容体(5-HT1Bや5-HT1D)の刺激作用で血管収縮作用を示す
・D2受容体や5-HT1Aへの作用が悪心・嘔吐や傾眠の副作用を発現
・トリプタン系との併用は24時間以上の間隔をあける、併用は禁忌
・子宮収縮を促進して子宮出血を予防する効果も
・エルゴタミンの吸収促進、脳内血流減少作用を目的に無水カフェインが配合されている
| 効能効果 | 用法用量 |
| 血管性頭痛 片頭痛 緊張性頭痛 |
【クリアミン配合錠S1.0】 1回1錠を1日2~3回経口投与 頭痛発作の前兆がある場合は1~2錠を頓用 適宜増減 1週間に最高10錠までとする【クリアミン配合錠S0.5】 1回2錠を1日2~3回経口投与 頭痛発作の前兆がある場合は2~4錠を頓用 適宜増減 1週間に最高20錠までとする |
後発品:なし
| 最高血中濃度 | 半減期 | |
| エルゴタミン酒石酸塩 | 2.0〜2.5時間 | 6.5時間 |
| 無水カフェイン | 1.2〜1.3時間 | 5.0時間 |
| イソプロピルアンチピリン | 0.8〜0.9時間 | 1.9時間 |
キサンチン製剤
カフェインやカフェイン含有飲料が古くから片頭痛発作時に使用されている。
カフェイン,無水カフェイン(0.1〜0.3g)安息香酸ナトリウムカフェイン(0.1〜0.6 g)が片頭痛治療薬として認可されている。
眠気,疲労感,集中力低下などの片頭痛の随伴症状の改善や。
片頭痛治療薬の副作用の軽減や薬効の増強の目的で配合剤として併用されている.
単独で片頭痛発作の急性期治療に有効であるかどうかのエビデカフェインスは乏しい(グレード C )
カフェインの片頭痛治療効果は乏しいと言われている。
しかし、併用薬としてはカフェインの有用性が示されている(グレード B ).
カフェインとNSAIDsの併用がスマトリプタンよりも有効であったとの報告や
NSAIDs単体投与より、NSAIDsとカフェインを併用した方が片頭痛発作を改善させるとの報告がある。
・安息香酸ナトリウムカフェイン(アンナカ)
規格:末 注10%
・薬物乱用注意
| 効能効果 | 用法用量 |
| ねむけ 倦怠感 血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛 (片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛など) |
通常成人1回0.1~0.6gを1日2~3回経口投与する 適宜増減 |
後発品:なし
最高血中濃度:1.2〜1.3時間
半減期:5.0時間
カフェイン(カフェイン)
規格:原末
| 効能効果 | 用法用量 |
| ねむけ 倦怠感 血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛 (片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛など) |
通常成人1回0.1~0.3gを1日2~3回経口投与する 適宜増減 |
後発品:なし(併売品あり)
最高血中濃度:1.2〜1.3時間
半減期:5.0時間
参考にさせて頂いた資料&ホームページ
柴胡加竜骨牡蛎湯 添付文書各種
https://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html
https://passmed.co.jp/di/archives/16626
https://em-avalon.jp/column/detail?id=195
https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf(カフェインガイドライン)