片頭痛予防薬
ロメリジン(ミグシス)
規格:錠5㎎、粉砕〇
・Ca2+チャネル遮断作用を主作用とする片頭痛治療剤
・眠気の副作用あり。運転など危険な作業は避ける
・妊婦禁忌
・降圧剤との併用で作用増強
| 効能効果 | 用法用量 |
| 片頭痛 | 通常:1回5mgを1日2回、朝食後及び夕食後あるいは就寝前に経口投与 症状に応じて適宜増減 1日最大投与量:20mg |
最高血中濃度:4.8±1.3時間
半減期:3.4±0.6時間
〇その他
アミトリプチン(トリプタノール)
規格:錠(10mg 25mg)
・適応外
・低用量での使用が片頭痛の予防治療に効果的
・セロトニンとノルアドレナリンの再取り込み阻害が関連している可能性あり(神経細胞の興奮性を減少)
・長期間にわたるアミトリプチリンの使用:痛みに対する感受性の閾値を変化させる可能性あり
・緑内障、尿閉は禁忌
| 効能効果 | 用法用量 |
| 精神科領域におけるうつ病・うつ状態 | 1日30~75mgを初期用量とし、1日150mgまで漸増し、分割経口投与 まれに300mgまで増量することもある。 適宜減量 |
| 夜尿症 | 1日10~30mgを就寝前に経口投与 適宜減量 |
| 末梢性神経障害性疼痛 | 1日10mgを初期用量とし、その後、年齢、症状により適宜増減する 1日最大量:150mg |
| 【適応外】 片頭痛の予防 |
低用量で使用、1日10~20mgを就寝前で使うことが多い |
バルプロ酸(セレニカ デパケン)
規格:錠(錠 R錠 顆粒 細粒 シロップ)
・規格が複数ある。規格により1日の使用回数異なるので注意
https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/319-332_furoku2.pdf
・GABAトランスアミナーゼを抑制作用にてGABA(γ-アミノ酪酸)を増加させ、神経の過剰な興奮を抑制
・神経細胞の膜安定化による過剰な興奮の抑制、炎症反応の調節、セロトニン神経への作用等あり
・眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがある。危険な作業✗
・妊婦禁忌
・妊娠適齢期の女性に投与する場合は徐放剤が推奨される
・空腹時の服用で吸収速度落ちる
・併存症にてんかん、躁病や双極性障害がある場合は予防薬の第一選択薬として勧められる
・低用量で効果がない場合は増量しても効果がない場合が多い
セレニカR錠、R顆粒
| 用法用量 | 効能効果 |
| 各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作) およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療。 躁病および躁うつ病の躁状態の治療 |
400~1200mgを1日1回経口投与 適宜増減 |
| 片頭痛発作の発症抑制 | 400~800mgを1日1回経口投与 適宜増減 1日最大量:1000mg |
デパケン錠、シロップ、細粒
| 用法用量 | 効能効果 |
| 各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作) およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療。 躁病および躁うつ病の躁状態の治療 |
400~1200mgを1日2-3回経口投与 適宜増減 |
| 片頭痛発作の発症抑制 | 400~800mgを1日2-3回経口投与 適宜増減 1日最大量:1000mg |
デパケンR錠
| 用法用量 | 効能効果 |
| 各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作) およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療。 躁病および躁うつ病の躁状態の治療 |
400~1200mgを1日1-2回経口投与 適宜増減 |
| 片頭痛発作の発症抑制 | 400~800mgを1日1-2回経口投与 適宜増減 1日最大量:1000mg |
プロプラノロール(インデラル)
規格:錠
・注射剤には適応ない
・β遮断薬であるが、過剰な血管拡張を抑制したり、NE等の神経伝達物質を遮断して神経系の興奮を抑制
・セロトニン神経系にも影響を与えて片頭痛の予防に関与するといわれる
・マクサルトと併用禁忌
・妊娠中の片頭痛予防にも使用(投与により発育遅延、血糖値低下、呼吸抑制が認められたとの報告あり)
・併存症に高血圧や冠動脈疾患,頻拍性不整脈がある場合は予防薬の第一選択薬として勧められる(禁忌に該当する場合を除く)
| 効能効果 | 用法用量 |
| 本態性高血圧症(軽症~中等症)に使用する場合 | 1日30~60mgより投与をはじめ、効果不十分な場合は120mgまで漸増 1日3回に分割経口投与 適宜増減 |
| 狭心症、褐色細胞腫手術時に使用する場合 | 1日30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mg、90mgと漸増 1日3回に分割経口投与 適宜増減 |
| 期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動(徐脈効果)、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防に使用する場合 | 【成人】 1日30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mg、90mgと漸増 1日3回に分割経口投与 適宜増減 【小児】 1日0.5~2mg/kgを低用量から開始し1日3~4回に分割経口投与 適宜増減 1日4mg/kgまで増量可【1日最大:90mg】 |
| 片頭痛発作の発生抑制 | 1日20~30mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は60mgまで漸増 1日2回あるいは3回に分割経口投与 |
| 右心室流出路狭窄症による低酸素発作の発症抑制 | 乳幼児にはプロプラノロール塩酸塩として1日0.5~2mg/kgを低用量から開始 1日3~4回に分割経口投与 適宜増減【1日4mg/kgまで増量可能】 |
最高血中濃度:1.5時間
半減期:3.9±0.5時間